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2年前だったか、もっと前だったか、
テノール歌手の佐野さんが歌う“第九”を初めて聴いた。
場所は今日と同じ、池袋の芸術劇場。
2階席で、舞台に向かって左手。全体がよく見渡せる良い席だった。
のだが、
佐野さんの姿が、ちょうどマエストロにかぶって
まるごとスッポリ、身体全部が見えなかったのだ。
と言っても、当時は佐野さんを知らずに行ったので、
別に、『見えないんですけどーーっ』的な感覚はなかったけれど
まぁせっかく行ったのに・・というのはあったし
そのあと楽屋で偶然(?)佐野さんに会ったときの対応の素晴らしさに
思わず
「素敵でした~~」
っと、見えもしなかったくせに声を掛けている自分がおり・・
で、あの日を境に、「佐野さんのファン」になったのだ。
そして今日・・。
まずオケと合唱は、東京交響楽団。
ソリストには、大好きな佐野さん(テノール)に
憧れの森麻季さん(ソプラノ)など。
去年こそチケットが取れなくて一度も演奏会には行ってないが
(しかも去年はイブに行くはずだったチケットが、私の痛恨のミスにより取れず
友人と二人、女同士で『名犬ラッシー』を見た・・。)
けれど私は“第九”は、毎年3~4回行くのが常。
何度聴いても飽きないし、聴けば聴くほど
好きな箇所が増えて行く。
他人から見れば、かなり知ったかぶりを極めた、ムカツク域だ。
なんて事はどうでも良くて
今回は、同行した友人が取ってくれた3階の席。
マエストロもソリストも豆の様に小さくて、まずその小ささにビックリ!
それでも佐野さんが見えればいいや~なんて思っていたら
・・人生ってうまく行かないものですね・・(大げさ?)
私の席からは、お決まりかと思うほど佐野さんが見えず・・。
もちろん、すっぽり。
う~ん、今回ばかりはちょっと、、
声に出して悲劇を言い合っちゃいました。
それにしても3階席なんて初めて座ったけど
かなり、かな~り、感動する・・。
オケの動きを全体に見渡せる気持ち良さと、何しろとっても音が良い。
オケの動きは、あれはやはりクラシック音楽の真髄を見た気がするというか
あのピタリと揃ったオケの動きはまさに芸術。
最近ブレイク中の なんとか川さんを
「クラシック歌手」と呼びたくない理由は、やっぱり芸術性にあるかな。。。